24時間対応いたします。
緊急時はいつでもお問い合わせください。
脳血管内治療では脳梗塞、頸動脈狭窄症、脳動脈瘤、くも膜下出血、脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻、脳腫瘍などの脳や脊髄の血管に対してカテーテルを用いて治療をいたします。従来の開頭術に比べて、速やかに病変に到達でき、治療時間が短く、患者さんの体への負担が少ない利点があります。
脳血管内治療の進歩は著しく、今まで治療が困難だった血管の病気も治せるようになっています。特に大型の脳動脈瘤に用いる“フローダイバーター(パイプライン、FRED)”は画期的な治療デバイスです。また、脳動静脈奇形や硬膜動静脈瘻に用いる“オニックス”によって脳血管内治療の有効性と安全性が改善しました。
当院では“フローダイバーター(パイプライン、FRED)”、“オニックス”、“WEB”などの国内で使用が許可されている最新の治療デバイスを用いた高度な脳血管内治療が可能です。また、十分な経験に基づいて、各々の患者さんに対して行う脳血管内治療の安全性と危険性についての判断が可能です。
急性期脳梗塞に対する脳血管内治療においても、ステント型回収機、吸引カテーテルなどの最新の治療デバイスを用いています。また、脳血管内治療中の撮影は、最新のCanon製脳血管専用血管撮影装置“アルフェニックス”を用いて行っています。
脳血管内治療による患者さんの負担を減らすことを目標に、当院では手首の血管から治療を行っています。心臓領域の血管内治療では手首の血管から治療を行うことで、術後の安静時間を短くできるとともに、穿刺部に仮性動脈瘤が出来てしまう合併症などが減少することがあきらかになっています。信州大学でも脳血管内治療の90%は手首の血管から治療しており、患者さんの負担が小さくなっています。
1993年 | 富山大学医学部卒 |
---|---|
2003年 | 信州大学医学博士 |
2004年 | 米国ニューヨーク州立大学バッファロー校留学 |
2015年 | 信州大学医学部附属病院准教授、脳血管内治療センター長 |
2019年 | 信州大学医学部附属病院診療教授 |
2021年 | 小林脳神経外科病院内「脳血管内治療センター長」、信州大学医学部附属病院特任准教授・臨床教授 |